注文住宅の新築工事の流れや期間について

このコラムでは埼玉県加須市で『ウィズママ』ブランドの注文住宅を展開するオザワハウスの社長が「注文住宅の新築工事の流れや期間」についてご説明します。

大まかな流れと期間

新築工事の大まかな流れと期間は以下のようになります。

  1. 着工準備:地盤改良工事や地鎮祭や水道工事など(2~4週間程度)
  2. 基礎工事:地ならしや配筋工事・検査など(4週間程度)
  3. 上棟:柱を立て屋根をかける工事(1日)
  4. 屋根・外壁工事:屋根や外壁の工事(3週間~4週間程度)
  5. 内装仕上げ工事:壁や設備機器やクロス貼りなど(4週間程度)
  6. 完成・お引渡し:検査やクリーニングやお引き渡しなど(約2週間)

天候や設備機器の状況や造作工事の量などにもよりますが約4か月ほどで工事は完了します。

着工準備について

着工とは工事を始めることです。具体的には「近隣あいさつ」「地盤改良工事※必要な場合」「地鎮祭」「水道引込工事※必要な場合」などを行います。

地盤改良工事

ボーリング調査(地盤調査の一種)の様子

地盤改良工事は地盤調査をして、保険会社が保険を引き受けるには地盤が弱すぎると判断した場合に行う工事です。調査自体はほぼ1日で終了しますが、地盤改良工事が必要か否かの結果が出るまでには1週間程度の時間がかかります。

地鎮祭

地鎮祭は土地の守護神に、工事の安全と施主家族の繫栄を祈願するために行われる神事です。

事務所から徒歩5分の現場での地鎮祭の様子

この時に地縄といって家を配置する場所を示すロープの位置などを、お施主様の立会いの下に確認します。

その他、敷地に水道などのライフラインが引き込まれていない場合は、その工事も実施します。どの工事が必要になるかは土地の状況によります。詳しくは工務店の担当者に確認しましょう。期間だけでなく金銭的なコストがかかることもあります。

基礎工事

家の土台となる基礎を立ち上げる工事です。

途中で保険会社の検査員による配筋検査を実施します。ちなみに基礎工事と言っても、砂利を転圧したり写真のように配筋をしたり、実際にコンクリートを流し込んで固まるまで養生したりと様々な工程があります。

上棟

柱を立て梁を掛けて建物の骨組みを完成させ、最後に屋根の一番高いところに「棟木(むなぎ)」と呼ばれる横木を設置します。これを上棟、または棟上げ(むねあげ)と呼びます。

上棟は屋根まで1日で一気に組み立ててしまいます。

上棟後は、棟上げを祝う「上棟式」を執り行うこともあります。近年では平日だと開催が難しいので、上棟直後の週末にお施主様と一部大工さんを招いて簡単なお祝いの席を設けるケースも増えてきています。

屋根・外壁工事

上棟した後はすぐに屋根の工事に取り掛かります。なぜなら現場に置いてある資材や建物内部を雨から守るためです。

防水処理した上に屋根材を設置していきます

同時に外壁の工事も進めていきます。その際サッシの取り付け、スイッチやコンセントなどの配線の確認、そして断熱材を入れる断熱工事など、快適に生活するためには欠かせない工事が続きます。

配線工事の際には細かい場所の調整や確認のために、現場でお施主様とのお打ち合わせが行われます。

外部工事が終わり足場が外れるといよいよ建物の全体像が見えてきます。

内装仕上げ工事

屋根や外壁の工事と並行して室内の内装工事も進んでいきます。キッチンやお風呂などの設備機器はもちろん、クロスやフローリングを貼っていきます。

同時に階段や棚、クローゼットや造作家具などの工事も行っていきます。

さらには電気や照明関係の工事も実施します。進捗確認と一緒にスイッチやコンセントの位置を現場で確認する打ち合わせを実施するのもこのタイミングです。

完成・お引き渡し

すべての工事が終了したら図面や仕様書通りに工事が行われたのかを確認する完了検査を実施します。もし不備や間違いがあれば指摘して直してもらいます。

最後にクリーニングを実施してお引き渡しとなります。お引き渡しの際はカギを受け取るだけでなく、設備機器の取り扱い方や定期点検などのアフターフォローについての説明を受けます。

そして引っ越し前には近隣への挨拶も済ませておくことをお勧めします。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は着工後の基本的な流れと、現場立ち合いのタイミングをお伝えさせていただきました。

この記事を公開した2023年6月現在、弊社の事務所から徒歩5分の場所で新築工事をおこなっています。ちょうど上棟が終わって外部工事や内部工事を始めたところです。

そしてお施主様のご厚意で構造見学会を開催させていただくことになりました。

興味のある方はコチラのページからご予約ください。

ウィズママの家の現場をご紹介できることを楽しみにしております。