予算オーバーかも…そんなときの対策方法とは?

このコラムでは埼玉県加須市で『ウィズママ』ブランド展開するオザワハウスの社長が、予算オーバーになった時、なりそうな時の考え方やコストダウンについてお伝えします。

とにかく優先順位を明確にする

あれもこれもと希望を詰め込むとすぐに予算オーバーになります。特に土地からの購入の場合は要注意です。そんな時はまず優先順位を明確にして、優先度が低いところから代替案を担当者と一緒に考えていきましょう。

…なんて当たり前だと感じていませんか?そうなんです。本当に当たり前のことなのですが、いざ自分のことになると難しいというのがこの優先順位付けです。

その理由の一つが選択肢を知らないので「それなら大丈夫です」「そんな方法でコストダウンになるならぜひお願いします」という事がいくつかあるのでご紹介したいと思います。

コストダウンを考える前に注意したいこと

コストダウンの基本の一つは「仕様のグレードをさげる」ことがあります。その結果、初期費用は確かにコストダウンが可能になるのですが、一方で維持管理費や光熱費など住み始めてからの費用(ランニングコスト)が高くなる場合があります。

例えば断熱材ですが、断熱効果が高い素材は初期費用は高くなりますが、光熱費は抑えることができます。例えば外壁材ですが、耐久性がありメンテナンスフリーに近い素材は初期費用は高くなりますが、メンテナンス費用(外壁の塗り替えなど)を抑えることができます。

そのあたりも優先順位を明確にしながら決めていく必要があります。

もう一つは工務店によって見積りの仕方が違うので、A社ではコストダウンにつながった工夫が、B社ではコストダウンにならないこともあります。この辺りは専門的なことなので、担当者に相談してみてください。

予算オーバーのときにコストダウンするためのヒント

ここからは項目ごとにコストダウンのヒントをお伝えしていきます。

無駄なスペースがないかを見直す

多くの場合、住宅の価格は家の大きさによって変わってきます。これは見積りの仕方によるもので、よくサイトやチラシで坪単価○○万円という表現が使われていることからもイメージしやすいかと思います。

では無駄なスペースとはなにか?まず考えるべきことは廊下の存在です。間取りを工夫することによって0.5坪~1坪は簡単に変わります(狭小住宅は除く)。もし坪単価80万円の家の場合、廊下を無くすだけで40万円~100万円は簡単にかわってきます。

他にも使われないフリースペースなども同様です。「将来何かに使うかも…」と考えて確保したスペースの大半は物置と化します。そのほかには子供部屋の大きさもよく削減することになりがちです。

と言うのも「家族のコミュニケーションを大事にしたい」と言いながら6畳を超える快適な子供部屋を与えるのは矛盾していますよね。特に小学生の子供の勉強を見てあげる場合、普通はキッチン横のダイニングテーブルや、LDKの一角にある勉強スペースになるはずです。それに4畳半でもベットと机は十分おけます。自室に籠らせたくないなら子供部屋の広さも検討してみてください。

家の形を見直す

基本的に一番コストダウンにつながるのは1階と2階の大きさが同じ総二階と言われる四角い家です。

逆に同じ面積でも凹凸のある形の家は高くなりがちです。これは外壁の角には専用の部材が必要だったり、工事の手間もかかるからです。工務店によっては角の数で金額が変わることもあるほどです。

同様に1階の面積が大きい家は金額がアップします。なぜなら基礎工事の面積が大きくなるので、その分費用がかかるからです。

そして見落としがちなのが屋根の形状です。屋根形状によっては外壁の面積や工事の手間も変わってくるからです。

住宅設備を考える

これは分かりやすいと思います。具体的にはキッチン、お風呂、洗面、トイレの水まわり4点セットだと思ってください。

ただ分かりやすいものの、毎日使う部分だからこそコストダウンが難しいとも言えます。だからこそ商品自体はもちろん、オプションなども絶対に欠かせないのか?融通できるのか?考えてみて欲しいのです。

なぜなら住宅設備は機械なので製品寿命が存在します。つまりある意味では消耗品とも考えられるのです。とはいえ毎日使うし、掃除は大変だし、少しでもお気に入りの空間になるようにいろいろと考えてみてください。

内装素材を再考する

例えばフローリングの床材、クロス・珪藻土などの塗り壁・板張りなどの壁や天井素材、ドアなどの建具、そして大工さんがつくる造作工事などが該当します。

近年では無垢材のフローリングや珪藻土などの自然素材が人気ですがコストがかかります。その場合は全面に採用するのではなく、よくいる場所やワンポイントとして使うことも考えてみましょう。

その他にも間取りとも関係しますが、壁の一部や建具を外してしまうのも一つの手段です。イメージしやすいのは子供部屋です。収納スペースの建具を外したり、2つの子供部屋の間仕切り壁を設けずに広いスペースにすることはよくあります。その場合は子供が中学生になるタイミングで間仕切り壁を後から追加するわけです。

造作工事も以外にコストアップにつながるので、デザインを工夫したり家具代用するなどの選択肢も考えてみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?その他にも窓の数を減らしたり工務店の見積りの仕方によってはコストダウンの方法が見つかるかもしれません。予算オーバーだからと言ってすぐにあきらめるのではなく、担当者とよく相談しながら最適で適切な価格になるように調整していきましょう。